島産マンゴー、内外PR/マンゴーまつり
試食、販売コーナーに長蛇の列
第2回マンゴーまつりが9日から、上野のうえのドイツ文化村で始まった。初日から多くの市民と観光客が来場し、長蛇の列を作ってマンゴーを試食するとともに、お手頃価格で販売されているマンゴーを買い求めた。まつりはきょう10日まで行われる。
第2回マンゴーまつり(主催・同まつり実行委員会)が9日、上野のうえのドイツ文化村で始まった。初日から多くの親子連れと観光客が来場し、マンゴーの試食、販売コーナーに長蛇の列を作ってマンゴーの美味を求めた。
実行委員会は試食、販売のほか、コンテストや苗木販売なども実施して宮古島産マンゴーを内外にアピールした。同日午後の祭りは強風の影響で中止となった。きょう10日は開催する方向だが、早朝の協議で最終決定する。
祭りは宮古島産マンゴーのブランド確立が大きな狙い。地元消費活動を通して地産地消を推進し、県内外にアピールしていくために昨年から実施している。
今回の祭りにはマンゴーの試食、販売のほか、加工品の試食販売、マンゴー園視察体験、接ぎ木体験、果樹栽培相談会なども盛り込まれている。パイナップルやパッションフルーツなど宮古島で栽培されている果樹も試食や販売活動を通してPRしている。
開会セレモニーで実行委員会の長濱政治副委員長(副市長)は「祭りを通して宮古島の完熟マンゴーの地産地消を図るとともに、農業と観光を連携させた地域振興策が展開されるものと期待している。宮古で生産されたフルーツを存分に賞味してほしい」と話した。
この後、県宮古農林水産振興センター、宮古島観光協会、市議会の代表がそれぞれ来賓祝辞を述べ、マンゴーまつりの成功とブランド確立に期待を込めた。
マンゴーの試食は午前11時だったが、開始30分前から親子連れや観光客が長蛇の列を作って人気の高さをうかがわせた。試食が始まると、それぞれマンゴーを受け取り舌鼓を打った。
平良第一小5年の佐久川凜さんは「甘くてとてもおいしい。ここに来て本当に良かった」と満足顔。東京都から観光で来島している吉永祥子さん(29)は「甘くてみずみずしくてとてもおいしい。祭りの大盤振る舞いに感謝です」と笑顔で話していた。
この日の祭りは強風の影響で午前中の日程を終えて中止した。きょう10日まで予定されているが、早朝の状況を見た上で開催の有無を判断する。