宮古島市、藤枝市 友好都市を提携
災害時相互支援協定も締結
下地敏彦市長と藤枝市(静岡県)の北村正平市長は23日、藤枝市役所で友好都市提携と災害時相互支援協定に調印した。今後両市はスポーツや文化、人的など幅広い分野で交流を推進する。今回の友好都市提携で災害時相互支援協定を締結したのが特徴的で、両市にとって初めての協定になる。
両市の友好都市提携は宮古島漁業協同組合と藤枝市の西光エンジニアリングが連携し、半生モズクを商品化した農商工連携事業がきっかけになった。今後は両市の特産品の販路拡大やスポーツ文化、教育などで相互に情報交換などを通じて交流を深める。
提携に当たり、北村市長は「異なる文化、気候風土や産業の特性を持つ両市が交流を深めることは、新たなビジネスチャンスに発展する可能性も高い」と期待を寄せた。
下地市長は「これまでは民間交流が進んでいたが、正式な調印で都市同士の交流が始まる。今後深い付き合い、交流を進めていきたい」と述べた。
宮古島市議会の下地明議長と藤枝市議会の池田博議長は、同市市議会議員18人が、宮古島の産業まつりに合わせて来島し、議員間交流を持つことを確認した。
藤枝市は人口約14万5000人。面積は約194平方㌔㍍で、特産品はお茶やシイタケなどが有名。