SKYがマンゴー輸送へ/今年6~7月、市長に報告
宮古に新規就航したスカイマーク(SKY、西久保愼一社長)が、宮古産マンゴーの輸送を実施することが20日、分かった。下地敏彦市長が同日、「6月下旬から7月いっぱいに掛けて、マンゴーの輸送について自分たちも地元に貢献したいという申し入れがあった」と述べた。
同社の西久保社長が同日午前、市長室を訪れて話したという。下地市長は「輸送能力がこれまで以上に大幅アップする」と述べ、SKYの取り組みを歓迎した。
下地市長によると、西久保社長は新年のあいさつとともに今年7月1日から那覇―宮古間を増便する計画を報告した中で、マンゴーの輸送を決めたことを説明したという。
下地市長は「非常にありがたい話。例年7月になるとマンゴーの輸送をどうするかという大きな問題を抱えている。スカイマークの取り組みは、マンゴー農家にとっては安心して生産に励めるし、安心して良質のマンゴーを県外に向けて発送できる」と述べた。
宮古産マンゴーの年間出荷量は2009年は約360㌧だったが、10年は420㌧、11年は540㌧。12年には680㌧の増加が見込まれている。
このことから県は、今後の輸送体制の確立に向け、航空便のほか船舶での輸送試験を昨年実施した。