12/18
2024
Wed
旧暦:11月18日 仏滅 丙 
環境・エコ
2012年8月5日(日)9:00

マングローブ環境を考える/博物館企画展

藤田喜久さん(琉大教育セ非常勤講師)が講演


マングローブについて講演する藤田さん=4日、市総合博物館

マングローブについて講演する藤田さん=4日、市総合博物館

 第22回企画展関連講演会が4日、市総合博物館(下里典子館長)で行われた。講師に琉球大学大学教育センターの非常勤講師、藤田喜久さんが招かれ「宮古のマングローブ環境と生物」と題して講演した。藤田さんは「マングローブは汽水域に生える植物といわれているが、必ずしもそうではない。汽水域が無いところでもマングローブは生えている」と指摘し、インド洋のクリスマス島(オーストラリア領)内陸部にオヒルギなどで構成されているマングローブ林を紹介した。


 博物館では現在、企画展「宮古のマングローブ環境とそこに暮らす生き物たち」(7月11~9月2日)が開かれ、親子連れや観光客らに好評を博している。展示内容は「マングローブとは?」「マングローブ植物の特徴」「マングローブ環境と生物」「マングローブ環境と人の暮らし」

 藤田さんは「マングローブという言葉の由来には諸説あり、ポルトガル語の『マンゲ』と、英語で『林と木立』を意味する『グローブ』を合わせた造語であるとの説が主流。マングローブは、熱帯・亜熱帯の沿岸部の潮間帯に生育する植物の総称」と語った。

 また「日本では、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシ、ヒルギモドキ、マヤプシギ、ニッパヤシの7種のマングローブが分布しているが、7種とも西表島に生えている。ヒルギダマシは、日本では宮古島が分布の北限」と話した。

 冒頭、下里館長は「マングローブは、私たちの生活と関係が深い。企画展と講演を通してマングローブの自然と環境を考える機会にしてほしい」とあいさつした。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年12月12日(木)9:00
9:00

ローズウッド来年3月開業/平良荷川取

世界的高級ホテル日本初進出/観光振興、地域活性化に期待   世界的高級ホテルチェーンの「ローズウッドホテルズ&リゾーツ」(本社香港、ソニア・チェンCEO)は、日本初進出となる「ローズウッド宮古島」を来年3月1日に開業、今月10日から同ホテル公式ウェブ…

2024年12月11日(水)9:00
9:00

「これからも地域と共に」

開業40周年、関係者招き祝賀会/宮古島東急ホテル&リゾーツ   宮古島東急ホテル&リゾーツ(白木敦義総支配人)は9日夜、同ホテルの開業40周年記念祝賀会を開催した。島内外の観光関係者、パートナー企業らを招き、これまでの感謝を示すとともに今後のさらなる…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!