4月16日に架設予定/伊良部大橋の中央桁
クレーン船、今月30日再入港/県土建部
【那覇支社】県土木建築部(當銘健一郎部長)は25日、昨年6月に発生した台風4号の影響で、架設工事が滞っていた伊良部大橋主航路部の中央桁を4月16~20日までに行う予定であることを発表した。
伊良部大橋は宮古島と伊良部島を結ぶ約3・5㌔の国内でも最大級の橋梁で、その主航路部は3径間連続鋼床版箱桁橋の構造となっている。昨年4~5月にかけて、平良側(140㍍)と伊良部側(140㍍)の架設作業は完了している。
残る最中央部に当たる中央桁(140㍍)の架設工事を行おうとしたが、台風4号の接近によって、工事を中断せざるを得ない状況となった。
中央桁をつり上げる大型クレーン船が基地港(兵庫県)に帰港したため、工事が未了の状態で約1年が経過したが、県は台風シーズン、気象条件(波高、風、潮流)を考慮し、安全性と確実性が確保できる今年4~5月を工事再開時期と判断し決定した。
大型クレーン船は今月30日に平良港に入港予定で、最中央桁の架設は4月16~20日までの間に気象条件の良い日を選んで作業を行うとしている。