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2013年7月30日(火)9:00

大野向生君(宮高2年)が優勝/本社杯少年・少女将棋大会

小学は安元君(平一小4年)制す/29人出場、盤上で熱い戦い


中・高校生の部で入賞した(左から)3位の根間一徳君、優勝の大野向生君、準優勝の池城健斗君=28日、平良港ターミナルビル

中・高校生の部で入賞した(左から)3位の根間一徳君、優勝の大野向生君、準優勝の池城健斗君=28日、平良港ターミナルビル

 第17回宮古毎日新聞社杯争奪「全宮古少年・少女将棋大会」(主催・宮古毎日新聞社、主管・宮古将棋クラブ「将龍会」)が28日、平良港ターミナルビルで行われた。小学生、中・高校生の2部門に計29人が出場して盤上の頭脳戦を繰り広げた。対局の結果、小学生の部は平良第一小4年の安元龍一郎君、中・高校生の部は宮高2年の大野向生君がそれぞれ優勝した。



小学生の部で入賞した(左から)3位の友利大翔君、優勝の安元龍一郎君、準優勝の下地樹希君

小学生の部で入賞した(左から)3位の友利大翔君、優勝の安元龍一郎君、準優勝の下地樹希君

 この日の対局は予選リーグでスタート。参加した児童生徒が決勝トーナメントを目指して白熱の頭脳戦を展開した。盤上に目を落として熟考し、一手一手に集中して駒を進めた。

 決勝トーナメントは緊迫した展開に。張り詰めた雰囲気の中で緊張感あふれる対局が繰り広げられた。

 小学生の部の安元君は8人による決勝トーナメントを勝ち抜いてうれしい優勝を決めた。中・高校生の部を制した大野君は冷静沈着な将棋で初めて「宮古一」の座をつかんだ。

 大野君は「決勝トーナメントは限られた時間の中で集中力を保ち、自分の思うような形で将棋ができた」と振り返った。「優勝できてうれしい。来年も出場して連覇を狙いたい」と喜びと次の目標を話した。

 対局前の開会式で、宮古毎日新聞社の伊志嶺幹夫常務は「最後まで絶対にあきらめない粘り強い将棋で優勝を目指してください」と激励。また、「この大会には宮古各地の児童生徒が参加しています。将棋を通して友達との交流を深め、夏休みの思い出の一こまにしてほしい」と話した。

 将龍会の平出雅也会長は閉会式で「将棋を楽しみながら、どんどん友達を増やしてください」と話し、宮古地区における将棋の底辺拡大に期待を込めた。

 大会は、青少年の健全育成を図るとともに、将棋文化を普及させることを狙いに毎年開催されている。

 結果は次の通り。
 【小学生の部】優勝=安元龍一郎(平良第一小4年)▽準優勝=下地樹希(下地小6年)▽3位=友利大翔(同4年)
 【中・高校生の部】優勝=大野向生(宮高2年)▽準優勝=池城健斗(下地中3年)▽3位=根間一徳(宮工2年)


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