11/22
2024
Fri
旧暦:10月21日 赤口 己 
政治・行政
2013年9月4日(水)9:00

ドーム型施設を計画/宮古島市

宮古空港東方に建設へ/17年4月に供用開始


ドーム型多目的施設の概要や建設計画を発表する下地敏彦市長(左から2人目)ら市幹部=3日、市役所平良庁舎

ドーム型多目的施設の概要や建設計画を発表する下地敏彦市長(左から2人目)ら市幹部=3日、市役所平良庁舎

 宮古島市が全天候に対応するドーム型交流施設の建設計画に着手した。3日午前、下地敏彦市長ら市の幹部が会見し、事業計画の概要を発表。宮古空港東方に建設し、多目的使用が可能な人工芝のアリーナ面積は約3600平方㍍、収容人数は5000人規模になるという概要を示した。県内自治体レベルでは最も大きい施設になる。総事業費は約30億円、一括交付金を活用する。2017年4月の供用開始を目指す。


 事業の名称はスポーツ観光交流拠点整備事業。年間を通して軽スポーツが楽しめるほか、地域の伝統文化に親しむことができる全天候型のスポーツ・伝統交流拠点施設を整備する。

 年々増加している観光客やスポーツキャンプの受け入れ、地域で開催される大型イベントなど、雨天時にも対応できる施設環境を構築し、スポーツ、伝統文化の振興および宮古観光ブランドの確立を図る。

 同施設は土地を賃貸して建設する方針。予定地は宮古空港の東方で、空港前の道路(県道243号線)から施設への距離100~200㍍のアクセス道路の造成を計画している。

 敷地面積は約2万1000平方㍍。延べ床面積は約5000平方㍍で、人工芝を敷くアリーナ面積は3600平方㍍。ゲートボール場で6面、フットサル場なら2面配置できる。駐車場は約500台を確保する。

 音楽コンサートやスポーツキャンプ、少年野球、グラウンドゴルフなど多目的利用が可能。災害時の避難場所としても使用できる。

 屋内の電力は自然エネルギーの活用を検討、太陽光発電を計画している。

 事業計画によると、13年度中に基本設計、実施設計を策定、14年度に造成・道路工事に着手し、15~16年度に施設建築工事を行う。

 下地市長は「大型イベントが雨の影響で延期や中止になることがある。このようなイベントを予定通りに開催し、地域の活性化を図るためにも全天候型の施設が必要」と強調。「このような施設があれば、積極的にイベントを誘致することができる」と述べ、施設建設に伴う宮古島市の一層の振興に決意を示した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

2024年11月14日(木)9:00
9:00

牧山公園活用へ要望集約/市観光商工課

構想策定へ整備方針説明/地域住民との意見交換会   市観光商工課(砂川晃徳課長)は12日、伊良部牧山公園活用基本構想の策定に向けた伊良部地域住民との意見交換会を伊良部球場会議室で行った。事務局が展望台や周辺整備など市観光推進協議会の議論を基にまとめた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!