通信回線復旧に全力/NTT西日本沖縄支店
県外10人含む50人体制
NTT西日本沖縄支店(兒玉光生支店長)は10日、宮古営業所で安全朝礼を行った。宮古島地方を5日から6日にかけて暴風域に巻き込んだ台風23号の影響で故障した情報通信網の復旧のため、9日に県外から約10人と車載クレーンの先に作業員が乗るかごがついた高所作業車10台を宮古島に導入し、約50人体制で復旧作業に当たっている。
同支店によると、9日午後5時現在、宮古島エリアで復旧が必要な故障箇所は300件。発生当初は450件だったが、すでに150件が復旧している。残件数については今週末までの復旧を目指している。
安全朝礼で同社の加藤浩嗣設備部長は「安全第一を心掛けて、1時間でも、1日でも早く復旧できるよう頑張ってほしい」と話した。
朝礼に出席した下地敏彦市長は「復旧に向けて、関西からの応援もありがたい。1日も早い復旧実現に向けて頑張ってほしい」と激励した。
職員たちは朝礼後に安全旗を指差し、作業の安全を改めて心に刻み、現場に出発した。
同社の加藤部長、宮古サービスセンタ長の下地善秀さん、広報室の嶺間恵誠室長代理は同日午前、宮古毎日新聞社を訪れ、復旧の状況などを説明した。