社会・全般
2013年10月29日(火)9:00
宮古島署が鑑識捜査/「九条の碑」スプレー
指紋、塗料など調べる
26日にスプレーのようなもので黄色い塗料が吹き付けられているのが見つかったカママ嶺公園にある「日本国憲法九条の碑」で宮古島警察署は28日、現場で鑑識活動を行い現場周辺に残された指紋や塗料などについて調べた。
同署では「本格的な捜査ではなく、現在、現場の状況を把握するための調査を行っている段階」と説明した。
鑑識捜査は、昼ごろから行われ、市の職員が立ち会って捜査の状況を見守った。
同碑は2007年6月23日に「宮古憲法九条の碑建立実行委員会」が、市民から寄付を募り同公園に建立。同日に除幕式が行われ、宮古島市に寄贈された。
同碑を建立した「みやこ九条の会」の事務局長で被害を確認した三浦春彦さんは28日に、市に対して被害届を提出するよう要請したが、まだ宮古島署に被害届は提出されていない。
同市によると「この碑が市に寄贈されたとする建立当時の資料がなく、この碑の管理責任についてもまだ明確になっていないので今後、調べた上で被害届などについて検討することになる」と述べた。