観光・交流促進など柱/次期環境モデル都市策定委
行動計画策定へ/委員長に琉大の堤教授
次期環境モデル都市行動計画策定委員会の第1回委員会が29日、市平良庁舎で行われた。各委員の紹介の後、委員長に琉球大学工学部の堤純一郎教授が選ばれた。2009年3月に策定された宮古島市環境モデル都市の前期行動計画が最終年度を迎えるため、今後5年間の次期行動計画の策定を行う。
同委員会ではこれまでの取り組みに関する状況の把握や課題の整理を行った後、次期行動計画に関わる施策の検討と素案とりまとめに関する話し合いを行った。
この委員会の事務局を務める県環境科学センターとカーボンフリーコンサルティング社から今後の方向性として▽サトウキビなどの地域資源を活用した島しょ型低炭素社会システムの構築▽エコアイランド宮古島の形成による観光・交流の促進▽エコアクションによる美ぎ島づくりを通した「こころつなぐ結いの島みゃーく」-を今後の3本柱とする方向性の案が示された。
参加した委員からは「言葉が分かりにくい」「市民への浸透がうすい」「経済効果とエコが結びつく、得するエコの視点も良いのではないか」などの意見が出た。
第2回委員会を2014年1月に開催し、次期行動計画の素案の精査、第3回委員会を同年2月に開催しパブリックコメントの結果報告、次期行動計画の承認などを行う。
策定委員会の委員は次の通り。(敬称略)
▽委員長=堤純一郎▽我那覇薫(りゅうせき宮古支店統括支店長)▽島尻清子(宮古婦人連合会長)▽下地義治(宮古島商工会議所会頭)▽富重敏郎(日本アルコール産業宮古島事業所長)▽豊見山健児(宮古島観光協会長)▽中山道哉(沖縄振興開発金融公庫宮古支店長)▽野津芳仁(宮古青年会議所理事長)▽比嘉正市(沖縄電力離島カンパニー宮古支店長)