講師は元オリックスの田口壮さん

草野球キャンプｉｎ宮古島で講師を務める田口壮さん（左）。宮古島オリックス協力会の長濱政治会長らを表敬した＝６日、市役所平良庁舎

　元オリックス・バファローズの田口壮さんらが講師を務める草野球キャンプｉｎ宮古島が７、８の両日、宮古島市民球場で行われる。６日午後、宮古島オリックス協力会長の長濱政治副市長を訪ねた田口さんは「ここ宮古島は大好きな場所。参加者と一緒に楽しみたい」と語った。キャンプの見学は無料。期間中はスタンドを開放する。

　このキャンプには島外から30人、宮古島市から３人の計33人が参加。日ごろから草野球を楽しんでいるメンバーがプロのキャンプをリアルに体験する。

　講師は田口さんのほかオリックス２軍投手コーチの小林宏さん、同２軍トレーニング兼コンディショニングコーチの赤川貴弘さんの３人が務める。

　キャンプ参加者は主に野手、投手に分かれてプロのキャンプさながらの厳しいトレーニングに励む。２日目の８日は宮古島選抜チームとの親善試合がある。

　長濱会長は田口さんを歓迎。「プロの指導を受けられるというのは草野球を楽しむ人たちにとっても夢のような時間」と話し、充実したキャンプになるよう期待を込めた。

　田口さんは走攻守に優れた選手として日本プロ野球界で活躍。オリックス選手時代には宮古島キャンプを体験した。その後メジャーリーグのセントルイス・カージナルスに移籍し、世界トップレベルの環境の中でその実力を示した。

　田口さんは「今回は講師として宮古島キャンプに参加する。びしびしやりたいですね」と笑顔で話した。