下地さん、県立看護大に合格
伊良部高から8年ぶり4人目
伊良部高校(砂川明校長)特進科3年の下地ひかるさんがこのほど、沖縄県立看護大学看護学科に一般推薦で合格した。18日、同校で会見があり、下地さんは「夢がかない、とてもうれしい。将来は看護で1人でも多い人が社会復帰できるようサポートしたい」と瞳を輝かせていた。同校から同大学への合格者は8年ぶり4人目。
下地さんは、小学低学年から「看護師」の夢を描いていた。同校に入学してから看護に必要なボランティア活動に積極的に参加。今年の夏休み明けから「看護師」になる意思を固めた。島しょ看護に強く関心を持つようになったという。
砂川校長は「ひかるさんは2年間、校長室を清掃するなど、校内の環境美化にも積極的。素直でよい子。『夢は諦めなければかなう』という言葉通り、沖縄県立看護大学合格の夢がかなった」と述べ、さらなる精進に期待を寄せた。
下地さんは「将来は看護師となり、離島の看護で一生懸命頑張りたい」と意気込む。実用数学技能検定準2級1次、情報処理技能検定(表計算)3級、日本語ワープロ検定準2級の資格を取得している。
仲松哲人教諭、洲鎌雪恵教諭らが同席し、下地さんの合格を祝した。
同校の来年3月卒業予定は41人。12月18日現在の進路先合格・内定者数は41人中30人(進学24人、就職6人)で、決定率73%。