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社会・全般
2014年1月10日(金)9:00

県、HPで対象商品を掲示/アクリ社冷凍食品問題

宮古の量販店は自主回収 


市内量販店では昨年12月30日までに全商品を自主回収し、店内に告知文書などを掲示している=9日、市内量販店内

市内量販店では昨年12月30日までに全商品を自主回収し、店内に告知文書などを掲示している=9日、市内量販店内

 マルハニチロホールディングスの子会社アクリフーズ群馬工場(群馬県大泉町)で製造された冷凍食品から農薬マラチオンが検出され、健康被害が出ている問題で、県生活衛生課は9日までに対象商品の一覧をホームページに掲載し県民への注意と返品方法の案内を行っている。また、宮古島市内の各量販店では、昨年12月30日までに対象商品のすべてを自主回収しているが、購入した客に対し返品を促すポスターを店頭掲示するなどして告知している。

 同問題は、全国的に商品を販売している同社の商品に農薬マラチオンが混入していたことが分かり、同社商品を食した消費者から嘔吐や腹痛、下痢などを訴える症状が現れた。県内でも沖縄本島南部の量販店で購入した商品を食べた女性が、その直後に嘔吐や下痢の症状を訴えたほか、浦添市の6歳の女児が弁当で食べた直後に苦みを感じて吐き出すなど、9日までに健康被害2件が県あて報告されている。

 9日現在、宮古島市内での被害報告はないが、市内の各量販店では昨年12月29日~30日までに対象商品を全回収した。ただ、商品が冷凍食品であることから購入した客が冷蔵・冷凍庫で保存している可能性が高く、店内にポスター等を張り出すなどして返品を促している。農薬混入の可能性のある市販商品は51種類にもおよぶことから県は商品一覧をホームページで公開した。

 同社商品を購入し使用した主婦(35)=平良下里=は、「テレビのニュースで買った商品が同じだったことを知り、とても驚いた。娘の弁当用に使った残りを冷凍保存してあったが恐くて使えない。冷凍食品は確かに便利だが、子どもの健康に影響が出ることを考えると恐ろしくてもう使えない」と話した。

 県ホームページとアクリ社連絡先は次の通り。
 ▽県生活衛生課ホームページ http://www.pref.okinawa.lg.jp/site/kankyo/seikatsueisei/syokuhin_nyuniku/syokuhineisei_anzen_malathion.html
 ▽アクリ社連絡先・お客様センター(0120・690・149)


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