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教育・文化
2014年1月26日(日)9:00

方言で民話やコント/中学校文化連盟主催、お話パフォーマンス大会

「豊見親賞」上野中1年など/地域の文化引き継ぐ


大会に出場した生徒たち=25日、市中央公民館

大会に出場した生徒たち=25日、市中央公民館

 宮古地区中学校文化連盟(宮国敏弘会長)は25日、第3回方言お話パフォーマンス大会を市中央公民館で開催した。出演したのは12校の40人。おじいやおばさんから習った地域に伝わる方言を使い民話や民謡、コント、紙芝居、方言劇などを元気いっぱい発表。審査の結果、3部門の「豊見親(トゥイミャー)賞」は上野中1年(お話・研究発表)と伊良部中1年の仲間まひるさん(民謡)、福嶺中1年(コント)がそれぞれ獲得した。

 開会式で宮国会長は「中学生に地域文化の魂を引き継ぐことは、未来への投資として重要なこと」とあいさつした。

 会場には大勢の保護者や祖父母らが訪れ、生徒たちに大きな拍手を送った。コントや喜劇は爆笑を誘った。

 舞台は12人の生徒たちによる「とうがにあやぐ」(協力・久田多嘉子舞踊研究所)で幕を開け、この後各演目が繰り広げられた。

 豊見親賞を受賞した上野中1年の演題は紙芝居「不法投棄ヤメルンジャー」。総合的な学習の内容を方言バージョンで発表し「ストップザ、不法投棄」と訴えた。

 仲間さんは伊良部で生まれ、歌い継がれてきた名歌「伊良部トーガニ」を情感豊かに歌い上げた。

 福嶺中1年は方言を理解できない若い介護士と施設入所者(お年寄り)のユーモラスな言葉のやりとりを通して、介護現場における意思疎通の問題点を指摘。若者とお年寄りの「こころの架け橋」である方言の大切を訴えた。

 豊見親賞を取った生徒たちは「受賞はうれしい。今回の発表を機会にこれからも方言をもっと勉強したい」などと笑顔いっぱいに話した。

 同大会には上原愛姫さん(佐良浜小5年、民話大会教育長賞)と村吉梨子さん(下地小4年、民話大会市長賞)も特別出演し花を添えた。
 入賞と発表者は次の通り。

 【豊見親賞】上野中1年(新里勇貴、仲間大夢、小田切克己、新里晏生)▽伊良部中1年(仲間まひる)▽福嶺中1年(中田右納、運天冬華、根間愛斗、運天凱飛、大城蓮太、松川大晟)

 【黄金(クガニ)賞】西辺中3年(盛島大雅)▽福嶺中2年(砂川美紗樹、池間廉、中田光洋、新里健太、下地ひかり)▽平良中3年(立津佳恵、濱川志帆)▽砂川中2年(饒平名竜矢)▽下地中1年(花城夕梨々、石嶺花鈴)▽狩俣中1年(平良崚温)▽砂川中1、2年(下地美仁、下里空士、仲地竜希、久貝爽真、多良間彬登)▽城辺中2年(池間彩紀、濱川玲華)


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