議会改革へ特別委設置
市議会 議員定数など検証/委員長に下地氏
宮古島市議会(真栄城徳彦議長)は24日の6月定例会最終本会議で、これまでの議会を検証するとともに新たな議会の役割や運営について調査研究する、市議会改革調査特別委員会の設置を全会一致で可決した。月に1、2回程度の委員会を開き、議員定数などさまざまな議会改革について検証する。メンバーは11人で、委員長には下地明氏、副委員長に新里聡氏を選任した。
同委員会では▽地方議会運営の基本原則を定める議会基本条例▽一般質問で市長らが議員の質問に対して論点や論争を明確にするために「逆質問」をする反問権▽一般質問における一問一答▽議員定数-などについて調査研究する。
下地委員長は25日、本紙のインタビューに「市民に身近で信頼される議会でなければならない。委員会で論議を深め、市民の声をさらに議会に反映するようにしていきたい」と述べた。
同委員会の設置については、今年5月の市議会議員全員協議会で設置することを決定していた。
設置理由について、本会議に提案された決議案では「地方分権化により地方自治体の権限や機能が強化されていく中で、議会の役割や責任もより重要となっている」と指摘。「これまでの議会を検証し、新たに求められる議会の役割や運営について調査研究のための特別委員会を設置する」としている。
委員会のメンバーは、会派に属さない議員を含む各会派の代表や議長、副議長、議会運営委員会委員長らで構成している。(敬称略)
委員長=下地明▽副委員長=新里聡▽委員=國仲昌二、上里樹、亀濱玲子、高吉幸光、嵩原弘、平良隆、棚原芳樹、佐久本洋介、真栄城徳彦