自慢の特産品がずらり/宮古の産業まつり開幕
交流都市の物産も販売
第37回宮古の産業まつり(主催・同まつり実行委員会)が8日、市民球場屋内練習場とその周辺で開幕した。初日から多くの市民が来場し、年々発展を遂げる宮古の産業に触れながら、ずらりと並んだ特産品を品定めし、気に入った商品を買い求めていた。また、会場には宮古島市の友好交流都市の物産も販売され、リンゴや米、日本酒などが飛ぶように売れた。まつりはきょう9日まで。
産業まつりは「出会い・ふれあい・感動! みゃーくぬ すぐりむぬ」をテーマに開催。宮古の産業を島内外に広く紹介して生産者の生産意欲を高めるとともに、島の特産品および県産品に対する消費者意識の高揚を図ることを目的に毎年開催している。
会場では、出来たての黒糖などが無料で振る舞われたほか、オクラやダイコン、イモ、葉野菜、野菜の苗、花などが安値で販売された。
最近は野菜の値段が高いことから、訪れた人たちは安価な野菜を大量に購入していた。
また、宮古島市の友好交流都市の新潟県上越市板倉区や静岡県藤枝市、福島県西会津町のブースも設置され、米や野菜、果物、日本酒、銘菓など各地の特産品が人気を博していた。
そのほか会場では、サトウキビの加工品、奨励品種の展示や宮古の織物展、フリーマーケット、ロボット展、エコカーの展示なども行われている。
開会セレモニーで実行委員会の下地義治会長は「宮古の特産品をはじめ島内外のさまざまな商品に触れて、その品質の良さを再確認する良い機会にしてほしい。実行委としても地域特性を生かした産業振興を今後も目指し、関係機関と連携して宮古経済の発展に取り組んでいきたい」と決意を示した。
仲井真弘多知事(代読)と下地敏彦市長も来賓祝辞を述べ、宮古地区産業のさらなる振興に期待を寄せた。
関係者によるテープカットでまつりは幕開けし、会場入りした市民らが新鮮な農林水産物や特産品を買い求めていた。
特設ステージでは、福嶺小わくわく書道クラブや池田書道教室による書道パフォーマンスのほか、久松中学校と宮古高校の生徒が息の合ったダンスパフォーマンスでまつりを盛り上げた。また、伊舎堂さくらさんのミニライブも行われた。
まつり最終日のきょう9日も午前10時30分から企業紹介が行われ、正午に方言漫談、午後1時からは国吉源次ファミリーライブなどが企画されており、主催者では多くの来場を呼び掛けている。