きょう「十六日祭」
市内スーパー 買い物客でにぎわう
きょう6日は旧暦1月16日に当たる、あの世の正月「ジュウルクニツ(十六日祭)」。宮古の家庭によっては仏壇に果実や菓子、豚肉・魚料理などのごちそうを供え、ご先祖さまに無病息災や子孫繁栄を祈る。
十六日祭は宮古の伝統行事の一つ。翌日に控えた5日、市内の各大型スーパーの食品売り場などでは食材などを買い求める姿が多く見られた。
店内にはあの世のお金「ウチカビ(打ち紙)」や黒線香、切り花菊、天ぷら用の切り身魚、和菓子詰め合わせ、もちのパック詰めなどがずらり並ぶ。訪れる客は真剣な表情で品定めして買い求めていた。
伊良部大橋開通(1月31日)以降、各大型スーパーとも伊良部からの買い出し需要の急増を見込む。5日は伊良部からの買い物客らでにぎわっていた。
ある大型スーパーの店長は「大橋開通の効果はすごい。伊良部住民だけに限定した場合、大橋開通前より20%増の売り上げ。今後とも需要は伸びる」と笑顔で語った。
きょう旧十六日祭は金曜日。沖縄本島や本土などで完全週休2日制の職場で働いている人が年休をとった場合には3連休になるため、宮古空港は帰省客でにぎわいそうだ。