前浜ビーチを美しく/150人がごみ集める
海びらき前に清掃活動
「第37回サンゴの楽園未来まで 集まれ 遊ぼう 宮古島の海びらき」が一週間後の4月5日に開催される与那覇前浜ビーチの美しさを、イベント当日の来場者により実感してもらうための清掃活動(主催・宮古島観光協会、主管・同協会青年部)が28日に同ビーチで行われた。市民ら約150人が参加し、ビーチのごみを拾い集めた。
この清掃活動は、「宮古島の海びらき」前に毎年、実施されているもので、今年も趣旨に賛同した多くの市民が参加。家族連れや友人同士、職場の同僚などのグループも多く見られた。
観光協会青年部の石原雄部長は参加者に「来週にはここで海開きが開催される。宮古島が世界に誇るビーチをきれいにしてもらい、海への感謝を忘れず、ごみを拾ってほしい」と呼び掛けた。
清掃活動では参加者たちがビーチの来間大橋側と宮古島東急リゾート側、駐車場周辺に分かれ、流木や発泡スチロール、空き缶、空き瓶など落ちているごみを手作業で拾い集めた。
職場の職員一同で参加した新垣太輔さん(29)は「参加者があまりいないのかと思って来たが、たくさんいて驚いた。みんな海を守りたいという思いがあるのだと感じた。ごみは思っていたほど多くなかった」と感想を語った。
海開きを運営する海族まつり企画運営委員会の高木洋委員長は「たくさんの人に集まってもらいうれしい。海びらきへの感心の高さを感じた。きれいなビーチをよりきれいにすることで、環境について考えるきっかけになるとうれしい」との考えを示した。
参加者のうち希望者100人にNPO美ぎ島宮古島から、トライアスロンチーム「K-NEXT」の協力で作成した、海の保全を呼び掛けるTシャツがプレゼントされた。