社会・全般
2015年7月2日(木)9:00
自然の神秘 オカガニの放卵
池間島の夏の風物詩
池間島の夏の風物詩「オカガニの放卵」が6月30日、池間島のフナクス海岸で観察され、月明かりに照らされた砂浜では自然の神秘的な生命のドラマが繰り広げられた。
腹部に卵を抱えたオカガニは、普段生息する内陸部から、島の一周道路を横断して海岸に移動した。時折通る車や自転車、人などを警戒し、横断中に急いで茂みに引き返すオカガニも見られた。
海岸に移動したオカガニはアダンなどが生える茂みや岩場に身を潜め、満潮から潮が引き始めるころ、辺りの様子をうかがいながら波打ち際に素早く移動。寄せる波に身を浸し、全身を震わせ一気に抱いている卵を海に放った。