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産業・経済
2015年9月1日(火)9:05

空港東側に大型店舗/サンエー

19年秋にオープン予定/上地社長が計画発表 500人余の雇用見込む



「サンエー宮古島シティ」(仮称)の完成予想図。左の白い建物はドーム型スポーツ観光交流拠点施設。右下方向が宮古空港ターミナルとなる(イメージ図提供・サンエー)

「サンエー宮古島シティ」(仮称)の完成予想図。左の白い建物はドーム型スポーツ観光交流拠点施設。右下方向が宮古空港ターミナルとなる(イメージ図提供・サンエー)

 サンエー(本社・宜野湾市)の上地哲誠社長は31日、市役所平良庁舎で会見を開き、大型ショッピングセンター「サンエー宮古島シティ」(仮称)を宮古空港東側、30日に着工したドーム型スポーツ観光交流拠点施設の隣接地に出店すると発表した。2018年春着工、19年秋ごろオープンを予定している。



 同社による宮古島での大型ショッピングセンター出店は今計画が初となる。計画では敷地面積は約2万3188平方㍍、店舗面積は約1万5000平方㍍。4階建てで1、2階が店舗、3、4階は駐車場となる。駐車台数は980台を予定。予定地は久貝、松原両自治会の土地で、同社はこのほど両自治会と土地賃貸借契約を締結した。


 会見には上地社長のほか下地敏彦市長、長濱政治副市長、久貝自治会の與那覇順治会長、松原自治会の根間政弘会長が出席した。


 上地社長は「既存の店舗は手狭になり十分なサービスを提供できない現状に心苦しく、何とかしたいと思っていたところにスポーツ観光交流ドーム施設の計画を知り、感じるものがあった。場所が空港前で、空港とドームとショッピングセンターが連携したエリアができれば、良い環境で良いサービスが提供でき、地元客、観光客からも喜ばれ、地域の役にも立てるのではないかと考えた」と出店を決めた理由を説明。規模としては宜野湾コンベンションシティに次ぐ県内6番目の大きさで、食品や衣料品販売だけでなく、家電販売や外食店舗の充実に取り組むなどテナントを含め総合的な内容を目指す方針を示した。店舗計画では500人を超える雇用を見込んでいるという。


 ショッピングセンター導入に伴い既存店舗を削減する考えはないと語る上地社長。「既存の店舗は駐車スペースも少なく手狭なので、もっと環境整備をしながら、内容を良くしていきたい」との思いを示した。


 下地市長は歓迎の意向を示すとともに「この計画の推進により、市が目指す経済活性化による雇用の創出、若者層の定住促進、住み良い魅力ある島づくりが実現するものと大きな期待をしている」と語った。


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