「強行採決許さないぞ」/安保法制
市民集会、宮古から抗議の声
安保法制強行採決を断固許さない市民集会(主催・同実行委員会)が20日、宮古郵便局前交差点で開かれた。実行委員会を構成する9団体のメンバーや趣旨に賛同する市民らが参加し、「憲法違反、強行採決を許さないぞ」などのシュプレヒコールを上げ、抗議の意志を示すとともに同法制を廃案にするまでともに闘うことを確認した。
安保法制や宮古島への自衛隊配備に反対の考えを示すのぼりやプラカードなどを手に集まった参加者たちは「強行採決を許さないぞ」や「安倍政治を許さないぞ」、「宮古島へのミサイル配備反対」、「廃案にするまで闘うぞ」などのシュプレヒコールを上げた。
平和運動センター宮古島の下地朝夫議長は「安保法制が数の力で押し切られ、怒りでいっぱい。しかし、あきらめる訳にはいかない。戦争のない平和な社会を子や孫に引き継いでいくために、安保法制の廃止を求めて闘っていこう」と呼び掛けた。
平和連絡協議会の清水早子代表は「ミサイルが配備されるようなことがあれば宮古島が安保法制の最前線の舞台になるかもしれない。ミサイル配備は許さないという闘いを頑張っていこう」、連合沖縄宮古地域協議会の池間寛信議長は「憲法で示されているわれわれ主権者が安保法制に対して断固反対を突きつけている。安倍政権にノーを突きつけ、国民主権をこの国の政治に取り戻そう」と訴えた。
「宮古島・命の水・自衛隊配備」について考える会の岸本邦弘代表は「どういうリーダーを担い手とするか、しっかりと考える良い機会。自分たちのことを守ってくれるリーダーを選ぶ作業に入っていくことになる」、止めよう「自衛隊配備」宮古郡民の会の砂川洋子共同代表は「安保法制可決は宮古島への自衛隊配備へ強力な後押しになる。子供たちの未来は平和でなければならないとの思いでみんなが手をつないでいかなければいけない」との考えを示した。
てぃだぬふぁ・島の子の平和な未来をつくる会の石嶺香織共同代表は「今の政治は民意からかけ離れている。私たち一人一人の力で政治を変えていかなければならない」、平和を祈る宮古キリスト者の会の瑞慶山道弘牧師は「今回の国会で行われた暴挙は構造的暴力。私たちは暴力であったことを知り、抵抗する義務がある」、市議会野党連絡会の亀濱玲子氏は「もう一度、憲法を見直し、安保法制に縛りを付けることで平和を取り戻すことができる」と訴えた。