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社会・全般
2015年9月24日(木)9:02

アカハラダカ飛去数341羽

過去2番目の少なさ/宮古野鳥の会調査


越冬のため群れで南下するアカハラダカ=13日、下地の入江橋

越冬のため群れで南下するアカハラダカ=13日、下地の入江橋

 宮古野鳥の会(仲地邦博会長)が10日から、下地の入江橋で実施していた、アカハラダカの飛去数調査が23日、終了した。越冬のため宮古島から南下したアカハラダカの個体数は341羽(速報値)だった。1986年の調査開始以来、2009年の122羽に次ぐ少ない個体数となった。

 仲地会長は飛去数が少なかった理由を「天気に恵まれて、宮古島を通過していった固体が多かった可能性がある。また、何らかの影響で南下の経路が今年は中国大陸経由になったことも考えられる」と分析し「宮古島の入江橋の飛去数が減少しても、アカハラダカの全体数が減少していることにはつながらない」としている。

 アカハラダカは全長約30㌢の小型のタカ。中国の一部や朝鮮半島などで繁殖し、フィリピン、マレー半島、ニューギニアに南下して越冬する。

 アカハラダカは小型のタカで、1980年に大野山林で230羽の渡りが確認された。それ以前はアカハラダカの記録は国内ではほとんどなく、台風などの影響で迷い飛来する迷鳥として扱われていた。


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