友好交流視野に意見交換/市、アゼルバイジャン共和国
今後、情報交換を確認
宮古島市と駐日アゼルバイジャン共和国の意見交換会が8日、市平良庁舎で行われた。同会は海外に販路を拡大、ビジネスを展開しようとする経営者たちが集まって組織する「越境会」(石田和靖会長)の仲介で実現した。今後、アゼルバイジャンの自治共和国・ナヒチェヴァン自治共和国との交流を視野に入れた意見交換会となった。同日夕、駐日アゼルバイジャン共和国大使館のギュルセル・イスマイルザーデ特命全権大使が来島した。
出席した下地敏彦市長、駐日アゼルバイジャン共和国大使館のR・ミルザエフ一等書記官は、両自治体が戦略的、相互補完関係を構築するためにお互いに提供できることなどの情報交換をすることを確認した。
下地市長は「宮古島はエコアイランドとしてCO2(二酸化炭素)削減に取り組んでいる。国内でも先進的な立場にあると思う。視察してもらい、意見を交換することで、絆が深まればと期待している」とあいさつした。
ミルザエフ一等書記官は「アゼルバイジャンは若い国だが、いろいろな国と友好関係を築きたい。また、アゼルバイジャンの地方と日本の地方との交流もつくり、経験の交流もしたい。宮古島市とナヒチェヴァンと、経済、人的な友好交流をしてほしい」と述べた。
意見交換会には市議会の棚原芳樹議長、宮古島商工会議所の下地義治会頭、県宮古事務所の久貝富一所長、宮古島観光協会の砂川靖夫副会長らと越境会の石田会長ほか、同会会員が出席した。