震災被災地の復興願う/宮古島アカリトライブ盛況
夏川りみ、D-51ら熱唱
ラッパーのGAKU-MCが中心となって、全国各地で行っている東日本大震災における被災地復興を目指す音楽イベント「AKALI TO LIVE(アカリトライブ)」(主催・同実行委員会)が16日、うえのドイツ文化村で開催された。会場の特設ステージは、被災地の復興を願うメッセージが書き込まれたキャンドルが並べられ、その「灯り」が雨上がりの夜空を照らす中、観客は夏川りみやD-51らのステージを楽しみ、会場全体で被災地の早期復興を願った。
「アカリトライブ」は、東日本大震災の被災地に何かできることはないかを考え、イベントを通して各地からのメッセージを被災地届けるプロジェクト。
会場をキャンドルでともし、その中で音楽イベントを開催。観客が、キャンドル(ろうそく)ホルダーに応援メッセージを書き込み、そのメッセージが被災地に届けられる。
GAKU-MCは「皆さんがキャンドルに書いたメッセージは必ず被災地に届けるのできょうは最後まで楽しんでほしい」と呼び掛けた。
ステージに夏川りみが登場すると、会場は一気に盛り上がり一曲目の「童神」を情感豊かに歌い上げると、観客から大きな拍手が送られた。
また、GAKU-MCも被災地への思いを込めたステージで観客を魅了した。
そのほか会場では、キャンドルづくり体験や似顔絵、エアリアルヨガ体験などのワークショップも行われ、訪れた人たちはキャンドルの「灯り」と「音楽」に包まれた空間の中で、楽しいひとときを過ごしていた。