宮古初 スケートパーク登場
公園にスポーツ専用施設/若者のにぎわいを創出へ
宮古島市は若者たちが集いにぎわう場所を創出しようと、公園内にスポーツ専用施設を整備した。カママ嶺公園にはスケートパークを宮古で初めて常設。パイナガマ公園には、コートの半分だけで試合をするバスケットボールハーフコートを設置した。供用開始はまだ先だが、休日などにはスポーツで汗を流す若者たちでにぎわいそうだ。
カママ嶺公園の一角に常設されたスケートパークは、ローラースケートやス
ケートボードの練習や競技が可能。バイシクルモトクロス(BMX)が使用できるかは検討中だ。
「若者たちが道路や空き地で、スケートボードで遊ぶのは危険行為」などの指摘を受けた下地敏彦市長が、議会答弁で整備計画を前向きに発言したことから実現した。
以前は、スケートボード人口の底辺拡大を狙いに、約20人が参加して大会が開かれたこともある。
同公園内の展望台や市営球場、テニスコートなどを含めた事業で、総事業費は7億7600万円。国と市が半分ずつを負担する。
一方、パイナガマ公園内に整備されたバスケコートは、通常のコートの半面のみを使用して3人制ストリート・バスケット(3on3)ができる。
同公園はパイナガマビーチ近くで、面積は8万9000平方㍍。
バスケのハーフコートほか、展望台2棟、遊歩道、多目的広場などが整備されており、供用開始は今年度の予定。
二つのスポーツ専用施設は、金網でぐるりと囲まれており利用が制限される。
事業を担当する市建設部都市計画課では「管理上の問題から、夜間は使用を禁止する予定」と話している。
下地康教建設部長は「若者たちが、さまざまなスポーツで汗を流すのは良いこと。子供たちが、スポーツに興味を持つきっかけにもなる。これからも安全、安心して遊べる公園づくりを目指していきたい」と話した。