教育・文化
2016年6月4日(土)9:01
海に転落「慌てない」/砂川小児童
背浮き学び万一に備える
砂川小学校の4~6年生29人が3日、服を着たまま海に転落した場合の対応を学んだ。市消防本部職員の指導を受け、あおむけの状態で大の字になり、水面に浮く「背浮き」を習って万が一に備えた。
命に関わるような緊急時にも慌てることなく、適切に対応できる知識と技術を吸収することが狙い。心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)の使い方も学んだ。
海などへの転落を想定した対処訓練は学校のプールで行われた。警防課長の羽地淳さんが「海には流れがあるが、その流れに無理に逆らわないこと」と助言。「頑張って泳ぐのではなく、浮いて助けを待つ。最初はびっくりすると思うが、慌てないことが大切」と話した。
この後、消防職員が実演で「背浮き」を披露。児童たちはその姿をまねしながら水面に浮く技術を習得していた。
そのほかペットボトルやランドセル、靴など浮力になるものを利用して浮く技術や、救助する際の浮き輪の使い方も学んだ。