医師の仕事を体験/徳洲会病院
ジュニアドクターセミナー
宮古島徳洲会病院(増成秀樹院長)は23日、第7回宮古島ジュニアドクター体験セミナーを開催した。将来医師を志す中学生12人(男子2人、女子10人)が救急・内視鏡・手術室の3部門の仕事を摸擬体験し、医療現場について理解を深めた。
開会式で、増成院長は「医者になって20年、宮古島に赴任して年。高校2年生の時に医師を志した。全医師が内地からの医師で、宮古島徳洲会病院をずっと続けて行くためには宮古島の人が医者になることが、これから必要になってくる」と述べた。
その上で「きょうは皆さんの夢の手助けになればと思っている。第1回の体験セミナーに参加した生徒が、琉球大学医学部へ進学した。非日常的なことなので緊張を持って楽しんでください」と激励した。
生徒たちは、三つの部門に分かれ、医師や看護師の指導を受けた。このうち、救急部門では、斉藤憲人医師から分かりやすい指導を受けて体験した。心臓が止まって倒れている人を助けることを想定。実際に人形を使って心臓マッサージや人工呼吸などの心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使用方法を学んだ。
閉会式では12人に修了証書が授与され、生徒たちは晴れ晴れとした表情を見せていた。