04/05
2025
Sat
旧暦:3月8日 仏滅 甲 
政治・行政 教育・文化
2016年8月6日(土)9:03

史跡巡りや機織り体験

初任教諭が研修会/市教委主催


機織り体験を行う参加者たち=5日、市伝統工芸品センター

機織り体験を行う参加者たち=5日、市伝統工芸品センター

 市教育委員会は5日、2016年度の小中学校初任教諭らを対象とした第2回研修会(体験研修)を実施した。21人が参加し、史跡・文化財巡りと簡易機織り体験などを行い、地域の歴史文化や伝統を学んだ。

 史跡・文化財巡りは午前に上野、下地地区で行われ、市教育委員会生涯学習振興課の久貝弥嗣さんから説明を受けながら好善ミマガマ御嶽やクバカ城跡、川満大殿、陸軍中飛行場戦闘指揮所跡などを見学した。

 午後からは市伝統工芸品センターに移動し、施設見学、宮古上布について紹介するDVDを鑑賞した後、簡易機織り体験に挑戦した。参加者たちは生涯学習振興課の岩本大輔さんから指導を受けながら、贈答用米の箱の枠だけを残して中央を切り抜いたものに縦糸を巻き付け、そこに横糸を通しては、切り抜いた箱の一部を使って作った板で糸を手前に寄せる作業を繰り返し織り込んでいき、布を織り上げていった。

 研修会の終わりに研修生を代表して平良第一小学校の髙本純子教諭が「私たちのために貴重な話や体験をありがとう。今回の体験を生かして、子供たちに伝えていきたい」と語った。市立教育研究所の垣花秀明指導主事は「教育委員会主催の初任者研修会は今回で終わり。あとは2学期の授業に向けて準備して頑張ってほしい」と激励した。

 佐良浜中学校の國吉勇多教諭は「宮古出身ではないので今回、地域の歴史や文化に触れることができ教員としての知見を深めることができた」、平良第一小学校の平良愛美教諭は「史跡巡りで行った場所は宮古に住んでいてもほとんど知らないところばかりで勉強になった。子供たちにも伝えていかなければと思った。機織り体験は楽しかったので子供たちにも体験させてみたい」と感想を語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月5日(土)9:00
9:00

ハート岩「恋人の聖地」に

ドイツ村、観光スポット期待/南西楽園   南西楽園リゾート(髙橋洋二会長)は4日、うえのドイツ文化村でハート岩「恋人の聖地」選定記念セレモニーを行った。パレス館前にある岬から西側にある岩が、ハート型に見えることから、岬の先端に「愛の鐘」と「ハート型モ…

2025年3月30日(日)9:00
9:00

きょう開業6周年

空の玄関口の一つに/下地島空港ターミナル   みやこ下地島空港ターミナルはきょう30日、開業6周年を迎える。開業以来、宮古の空の玄関口の一つとして、多くの市民や観光客に利用され、2024年度は韓国ソウル(仁川)線の新規就航などを追い風に、利用者は過去…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!