カツオの大漁続く/佐良浜
7月は前年比3倍の130㌧
伊良部漁協(漢那一浩組合長)所属のカツオ一本釣り漁船4隻の大漁が続いている。7月に水揚げした4隻の総漁獲量は約130㌧(暫定値)、前年同月比3倍に上り、販売高約3000万円が予想されている。各漁船の乗組員らは、ホクホクの表情を見せている。漢那組合長は「13日に10周年記念『パヤオの日まつり』を開催し、カツオやキハダマグロの幼魚シビは一本売りする。マグロ解体ショーもある」とアピールしている。
カツオ一本釣り漁船は「八幸丸」「昇栄丸」「喜翁丸」「隆祥丸」。4隻は6月以降、大漁に恵まれている。6月の総漁獲量は約60㌧。8月1~10日までの総漁獲量は約20㌧を推移している。生カツオ・シビのほとんどの出荷先は島外の大型スーパー。新鮮な魚は買い物客らに大好評だ。
大漁に伴い、3カ所のカツオ節加工場はフル稼働。解体・加工作業に追われている。
13日の「パヤオまつり」(主催・宮古地区パヤオ管理運営委員会)は、佐良浜漁港内とその周辺広場で開催する。イベント時間は午前10時~午後2時まで。
マグロ解体ショー、タッチプール、タマン放流体験、モズクつかみ取り、一本釣り模擬体験、冷凍庫内での南極体験などが計画されている。また会場一角では、カツオ一本売りや自慢の水産加工特産品などが直売される。
漢那組合長は「親子連れの参加が毎年増えている。夏休み期間中なので、親子で祭りを楽しみ、新鮮な魚を味わってほしい」と呼び掛けている。