「大相撲宮古島場所」開催へ/12月20、21日市総合体育館
幕内全力士40人が対戦/市役所で調印式
日本相撲協会による宮古島での地方巡業「大相撲宮古島場所」が今年12月20、21日に市総合体育館で開催されることとなり、開催に向けての調印式が12日、市役所平良庁舎で行われた。日本相撲協会と巡業主催者に当たる「勧進元」、大相撲宮古島場所実行委員会の3者が調印し、長濱政治副市長が見届け役を務めた。
2008年12月以来8年ぶりの開催なる今回の宮古島場所には幕内の全力士約40人を含む総勢約130人の関係者が来島する。開催時間は12月20、21日の両日とも午後3時から同9時までで、トーナメント戦で優勝者を決める。宮古角力の力士や市内各地域の代表選手と関取が対戦するコーナーも設けられるほか、幕入り土俵入りの際に力士が宮古島の赤ん坊を抱いて入場したり、取り組み終了後に土俵を囲んでエイサーを踊るなどの企画も計画されているという。
調印式には日本相撲協会巡業部の千田川順親方、勧進元のアートアベニュー(本社・東京)の藤澤雅義代表、大相撲宮古島場所実行委員会(粟国将一郎委員長)の下地盛智副委員長が出席し、契約書に調印した。
長濱副市長は調印締結を喜ぶとともに「宮古島の大相撲ファンに本物の相撲を見せてほしい」と宮古島場所開催に期待を示した。藤澤代表は「宮古島らしい、楽しい場所にしたい」、千田川親方は「今年の巡業の締めくくりが宮古島場所になる。関取たちも宮古島に来るのを楽しみにしている」とそれぞれ語った。
同場所入場チケットの発売は9月中旬ごろを予定している。