うまいもん甲子園で優勝/宮総実チーム全国へ
地元食材生かした料理で
【那覇支社】全国の高校生が地元の食材を生かした料理を競い合う「ご当地!絶品うまいもん甲子園」の沖縄県選抜大会が27日、那覇市旭町のカエルピアなは(おきでん那覇ビル2階)で開催され、宮古総合実業高校チームが優勝した。同チームは、11月4日に東京で開催される決勝大会に出場する。
県選抜大会には、参加申し込みがあった県内11チームの中から、書類選考で勝ち上がった宮総実、八重山農林、中部農林、首里、沖縄工業の5チームが出場した。各チームは、持ち時間30分以内で料理を作り、審査員らが試食して評価を行った。
川田美琴さん、上原紫音さん、棚原千祥さん(いずれも食と環境科フードクリエイトコース3年)の宮古総実は、豚バラやゴーヤーなどで作った特製カツや、宮古味噌にグルクンや日本そばを加えた特製味噌を使ったライスバーガー「Uh~米(ウーマイ)ぷからすバーガー味噌仕立て」を出品した。
Uh~米ぷからすバーガーは、審査員から「完成度が高い料理になっていて感心した。おいしかった」「グルクンは海外産が増えている。地産地消の観点から提案していて、その思いが伝わってきた」「宮古島が詰まっている」と、高く評価され、見事に優勝を飾った。
宮総実の3人は、島の問題を解決する方法を考える部活動「島ラボ」に所属。優勝を受け、「びっくりした。先生や家族も応援してくれたのでうれしい」「カツの具材や歯応えなど、アドバイスをもらいながら頑張ったので(優勝できて)良かった」と笑顔で話した。
全国大会に向けては、「全国でも良い結果が残せるように3人で頑張りたい」と意気込みを語った。
引率の五十嵐康二教諭も、「出場した3人は今年度から準備を始め、時間が無いなかで本当によく頑張った」と、生徒をねぎらっていた。
会場では、県選抜大会に協賛する沖縄電力により、オール電化のPRなども行われた。