連絡協議会を結成/地区レンタカー事業者
観光協会と連携
宮古島地区レンタカー事業者連絡協議会の結成式が6日、宮古島署(大城辰男署長)で行われた。宮古島観光協会に登録している事業者を中心に12社から代表が出席した。宮古島地区での連絡協議会結成は初。宮古島観光協会が事務局を務める。年々増加している観光入域客の安全と安心確保のための、情報交換などが目的で結成された。今後、会員の事業者を徐々に増やしていく方針。
結成式で大城署長は「他のレンタカー協議会と異なり、この協議会は観光協会が入っているのが特徴的。互いの情報交換もやりやすいと思うので、今後の協力もよろしく」とあいさつした。
同観光協会の池間隆守専務理事は「レンタカー利用者が置き引きなどの被害に遭うことが増えている。観光客が安全で安心して宮古島観光を楽しめるよう、利用者に的確な情報発信をお願いしたい」と述べた。
宮古島署交通課の中地誠課長が今年の管内物件事故に占めるレンタカー関連の割合は445件で全体の1202件に対し約37%を占める(12月4日現在の速報値)。これは10年間の平均と比べ10%以上比率が高くなっていることを説明した。
過去10年の衝突事故件数2717件のうち約44・8%に当たる1217件がレンタカー関連事故で、宮古島の衝突事故は「出会い頭」の事故が多いことが特徴的なことから、中地課長は、レンタカー利用者に「交差点では十分に注意して運転するよう呼び掛けてほしい」と述べた。
さらに、「宮古島まもる君が立っているいる交差点は過去に事故が起きた『要注意』交差点であること、一時停止を履行することを伝えてほしい」と述べた。
生活安全課の久井伸高係長が県内、管内刑法犯認知件数で、管内は310件で、このうち窃盗が約6割に当たる184件(12月5日現在、暫定値)であることが示された。このうち観光客が被害に遭ったのは9件で、5件が置き引きの被害だった。
車上狙いや置き引き防止のためにもしっかりと施錠するようレンタカー利用者への注意喚起を依頼した。
結成された連絡協議会の事業所は次の通り。
日産レンタリース沖縄宮古島空港店▽トヨタレンタリース沖縄宮古島店▽トライレンタカー▽アズーレンタカー▽東和▽ビッグジョイレンタカー▽OTSレンタカー宮古空港前店▽ニッポンレンタカー宮古島▽アクアレンタカー▽タイムズレンタル宮古島店▽オリックスレンタカー宮古島▽ABCレンタカー宮古