新人賞に長浜幸夢さん(平良中2年)/琉球古典芸能コンクール
「次は優秀賞を獲りたい」
去った8月に行われた第51回琉球古典芸能コンクールで、琉球舞踊新人賞に平良中2年の長浜幸夢さんが入賞、このほど賞状伝達がされた。
同コンクールは琉球舞踊の分野でプロへの登竜門の一歩とされており、今年も多くの踊り手が参加し、居並ぶ10人の審査員の厳しい視線が注がれる中、日頃の鍛錬の成果を披露した。
コンクール新人部門の審査は1週間にも及び、その結果、宮古から参加した長濱さんが見事新人賞に輝いた。
入賞した長濱さんは、学校では吹奏楽部に所属しており、学業、部活に加えて週2回のペースで、玉城流國瑞会国吉次子琉舞踊研究所宮古支部で舞踊の修練を重ねてきた。継続のたまものとなった入賞について長濱さんは「舞踊の美しさに憧れて小学4年生の頃から練習してきましたけど、さすがにコンクールは緊張しました。来年は高校受験を控えた3年生になるので、2年生で入賞できたのはうれしいです。師匠の指導と周囲のおかげです。次は優秀賞というハードルがありますが、越えられるよう頑張ります」と喜びと次への覇気を見せていた。
長浜さんは近く県の国立劇場で開催される少年少女芸能祭で新人賞の舞を披露する。