未来創造セを再提案/議員全員協議会
14日に臨時会/副市長が協力呼び掛け
宮古島市議会(棚原芳樹議長)の臨時会が14日に開かれ、12月定例会で否決された市未来創造センター建設工事の請負契約(建築1工区、電気設備、空調設備)についての議案が市当局から再提出される。10日には市議会全員協議会が開かれ、長濱政治副市長が提出議案を説明し、「早期に着工し、市民にこの施設のサービスを提供したい」と述べ可決へ向け協力を呼び抱えた。
中央図書館と公民館の複合施設となる未来創造センターの建築1工区、電気設備、空調設備の請負契約については、今年1月着工を目指し市議会12月定例会に提出されたが、建設費の高騰や落札率が建築1工区で99・93%、電気設備は99・54%、空調設備が96・1%と高かったことなどを理由に否決されている。
市役所平良庁舎で開かれた全員協議会で長濱副市長は、東日本大震災の復興事業や2020年東京オリンピック開催などに向け建築工事単価が高騰している現状を説明。その上で、未来創造センターは生涯学習や情報収集の場であり「市民が心待ちにしている建築物」と強調。「議員の皆さんの賛同を得て早期に着工し、市民にこの施設のサービスを提供したい」と可決へ理解と協力を求めた。
全員協議会ではそのほか、常任3委員会で各1人の欠員が生じている総務財政と文教社会委員会について、1月22日投開票の市議会議員補欠選挙で当選した前里光健氏と石嶺香織氏のうち、前里氏を文教社会委員、石嶺氏を総務財政委員に選任。臨時会での承認を経て正式決定となる。
垣花健志副議長から提出されている辞職願について事務局は、13日に受理される予定であり、14日の臨時会で副議長選挙が実施される見込みであることを報告した。