養殖車エビ生産が不調/宮古島漁協経管委
今年度赤字200万円
2016年度宮古島漁業協同組合経営改善管理委員会(委員長・下地敏彦市長)及び第2回幹事会(幹事長・砂川一弘市農林水産部長)が28日、同漁協で開かれた。今年度は同漁協(渡真利一夫組合長)が自営する高野車海老養殖場が生産不調で大幅な減産となったことから、同年度収支決算見込みでは200万円の赤字、累積赤字では2122万円に膨らむ見通し。
この日配布された「2016年度取り組み実績」資料によると、自営事業の養殖車エビ生産量は1・5㌧、贈答品は400㌔あった。2月より各養殖池を消毒し池干しを実施している。
同漁協の2015年度業務報告書によると、養殖車エビ事業の前年度実績は生産約30㌧、販売高約1億5000万円。今年度計画は生産目標30㌧、販売高約1億100万円を予想しいた。
下地市長は「今期は車エビ養殖が不調でダメージが大きい。今後の経営改善への影響が懸念されるが、行政として支援したいきたい」と述べた。
委員からは「県内にはいろんな車エビ養殖場があり、そこからアドバイスを受けて成果を上げてほしい」「車エビ養殖事業はリスクを抱える事業なので、共済掛け金を見直しては」などといった意見があった。