九条守る行動確認/みやこ九条の会
「憲法と平和を語るつどい」
みやこ九条の会(仲宗根將二、下地学、長濱幸男、尾毛佳靖子代表世話人)が主催する「憲法と平和を語るつどい」が3日、カママ嶺公園の憲法九条の碑の前で行われた。同会会員ら約60人が参加し、憲法九条を守り、平和な世界の構築に向け、積極的に行動することなどを確認した。尾毛さんが「日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ、改憲の企てを阻むためあらゆる努力を今すぐ始めることを訴える」と日本国憲法施行70周年にあたってのアピール文を読み上げた。
仲宗根さんが代表して「1947年5月3日、日本国憲法を施行させた。この憲法は民主主義、国際平和主義、主権在民の3原理を持つ世界に誇る憲法。近年は憲法によって立つ立憲主義をないがしろにし、戦争法(平和安全法制)など、歴史を逆行させるような暴走を始め、アメリカと一緒になって戦争のできる国に突き進もうとしているかのようだ」と憲法改正に強い危機感を示した。
参加者からは「子供たちに平和な宮古島を残すためにも行動しないといけない。知るだけでなく、行動することを子供たちに伝えていく」「毎年、同じことを訴えている気がする。毎年その危なさが増している」「大きな勢力が憲法改正に向けた大きな運動を起こしている。もう戦争はこりごりだとの思いで、今の憲法に賛成して成立したと思う」などの意見が出た。