比嘉大吾に熱いエール/浦添市役所
世界戦応援懸垂幕掲揚式
【那覇支社】プロボクシングの世界タイトル戦に挑む比嘉大吾(21、浦添市出身、宮古工業高校卒)を応援する懸垂幕掲揚式が10日、浦添市役所1階ロビーで行われ、松本哲治市長や浦添市議会で宮古島市出身の島尻忠明、下地秀男正副議長、市職員らが試合での健闘を祈った。
比嘉は現在、世界ボクシング評議会(WBC)フライ級1位。5月20日に東京有明コロシアムで行われる同級タイトルマッチで王者ファン・エルナンデス(メキシコ)と対戦する。
松本市長は「宮古の高校で指導を受けて、東京の具志堅ジムで腕を磨き、いよいよ世界チャンプに挑戦する。浦添市から世界チャンピオンが誕生し、チャンピオンベルトを巻いて帰って来れるよう、市民や県民を挙げて熱いエールを送ってほしい」とあいさつした。
比嘉は同市仲西中を出た後、宮工に進学。元プロボクサーの知念健次さんの指導を受けた。才能はすぐに開花して1年のころから県内タイトルを奪取した。
卒業後、上京して白井・具志堅スポーツジムに所属し、2014年6月のプロ入り後は戦勝。すべてKO勝ちを収め、その名を国内外に広めた。
掲揚式には沖縄後援会の荷川取悟会長をはじめ、宮古応援会の本村繁信さんや川満養人さんらも駆け付け、松本市長と共に「エイ、エイ、オー」と気勢を上げて奮起を促した。荷川取会長は「世界王者を目指したダイナミックな試合展開を期待したい。全県民にはテレビ中継を見ながら応援してほしい」と話していた。
同後援会によると、当日の試合会場には400の観客席を確保しており、宮古島から120人、沖縄本島180人、東京県人会100人が応援に参加する。試合模様は20日午後7時から、フジテレビ系列(沖縄テレビ)で全国生放送される。