名古屋-宮古線が初就航/ANA
10月までの期間運航/セレモニーで新路線祝う
全日空(ANA)は17日、名古屋の中部国際空港(セントレア)と宮古空港を結ぶ直行便を新規に就航させた。10月28日までの期間限定で、座席数166席のボーイング737型機が1日1往復2便、運航する。宮古空港では就航記念セレモニーが開かれ、関係者がテープカットを行い新しい本土直行便の誕生を祝った。
同便は午前11時40分に中部を出発し、午後2時20分に宮古へ到着。宮古は午後3時に出発し、同5時20分に中部へ到着する。初日のは乗客数は、中部発宮古行きが166人で満席、宮古発中部行きは133人だった。
就航記念セレモニーは宮古空港搭乗待合室の搭乗口前で行われ、ANA執行役員で九州支社長の宮川純一郎氏や宮古島市の下地敏彦市長、宮古島商工会議所の下地義治会頭、宮古島観光協会の豊見山健児会長らが参加した。
宮古から中部へと向かう初便に搭乗する乗客を前に宮川支社長が同便利用に謝意を述べるとともに、同社では現在、宮古から羽田と関西へ直行便を就航させていることを紹介。「今回、名古屋(中部)への初便就航ということで利用客にとっても選択肢が広がり、宮古島が便利で近くにある日本を代表するリゾートということで、ますますたくさんの観光客が訪れることを期待し、確信している」との考えを示した。
来賓を代表して下地市長が「今回、私たちが長い間、望んでいた名古屋直行便が就航することになった。これから名古屋へ帰る人は宮古島の思い出話をしてもらって、また訪れてほしい」と乗客に呼び掛けるとともに、ANAに対し「宮古へたくさんの観光客を運んでもらい感謝している」と語った。
テープカットでは宮川支社長や下地市長らが紅白のテープにはさみを入れ、新規就航を祝った。
セレモニー終了後、初便への搭乗者にはANAから記念品が贈られた。