高校生が作品作りに挑戦/市名刺デザインコン
宮古島の魅力アピール/KDDIウェブコミ直接授業
宮古島市名刺デザインコンテスト(主催・同実行委)に向けて、同コンテストを共催するKDDIウェブコミュニケーションズのスタッフが島内のすべての高校で実施している直接授業が5日、宮古高校で行われた。同コンテストで高校生が作成した名刺デザインが入賞すれば、市職員の名刺に活用されることから、生徒たちは宮古島をアピールできるデザインを考えながらオリジナルの作品に挑戦した。
同コンテストは、名刺のテンプレートデザインを通して、市内の高校生がIT(情報技術)サービスへの興味、関心のほかデザインへの理解・関心を深めるとともに、情報技術の人材育成に寄与することなどを目的に行われる。
第1次審査は、10~19日。第2次審査は20日に実施され、結果発表は11月7日に行われる。
審査では、最優秀賞1点、優秀賞2点、入選3点を選び、市長らは最優秀賞の作品のデザインで名刺を作成するほか、職員は入賞した作品の中から好きなデザインを選べるとしている。
KDDIウェブコミュニケーションズは、これまで各校で同様の直接授業を実施し、生徒たちの作品完成に向けた作業をサポートしてきた。
この日までに約160作品が応募され、第1次審査までには約300作品の応募が見込まれている。
同社の高畑哲平副社長は「これまでの応募作品を見るととてもレベルが高い作品が多い。特に名刺の背景に青や海、空を選ぶ生徒が多く、やはり『宮古ブルー』が根付いている感じがする。これからの応募作品も楽しみにしている」と話した。
この日は、同校の1年生を対象に授業が行われた。生徒たちは同社が展開するクラウドデザインサービスの「Canva」を用いて世界で一つだけのオリジナル名刺作りに挑んだ。
デザインに前浜ビーチの美しい景色を選んだ幸地輝君(1年)は「やはり、宮古の美しさを代表するのは前浜なので選んだ。完成した作品が選ばれて市職員の名刺に活用されればうれしい」と笑顔で話した。