與那覇さんが最優秀賞/県青年農業者会議
日ごろの体験や知識発表
【那覇支社】2017年度県青年農業者会議(主催・県農業青年クラブ連絡協議会、県農林水産部)が26日、那覇市の県男女共同参画センターてぃるるで開催された。宮古地区代表の與那覇貴寛さん(33)が意見発表の部で登壇し見事、最優秀賞に輝いた。與那覇さんは、来年7月頃に長崎県で行われる九州ブロック青年農業者会議に出場する。
同大会では、農業経営などの改善について研究・実践している青年農業者が集まり、日頃の体験から得た知識や技術について発表。今年度は、各地区から意見発表の部5人、プロジェクト発表の部4人が登壇した。
上野でゴーヤーとオクラの栽培を行っている與那覇さんは、「家族や地域の方々に感謝」と題して発表。高校卒業後、陸上自衛隊や宮廷懐石料理店での勤務を経て、食べ物への感謝の気持ちやゴーヤーが多く活用されている様子を見て、「ゴーヤー栽培」を目標に宮古島に戻ることを決心。そして、就農する際に地元農業士の下で行った研修や、家族や地域の先輩農家のサポートへの感謝の気持ちを力強く発表した。
受賞後與那覇さんは「最初は緊張したが、自分の思いはしっかり伝えることができた。最優秀賞を取れると思っていなかったので、とてもうれしい。仲間に協力してもらって作った文章なので、みんなに感謝したい」と喜びを語り、九州大会に向けては「もっと練習して、全国大会出場を目指して頑張りたい」と意気込みを語った。
同大会は、県内の青年農業者が一堂に会し、日頃体験した知識や技術をお互いに交換し、これからの農業経営や地域農業の振興を図ることを目的に毎年行われている。