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産業・経済
2017年12月15日(金)8:57

ビニールの被覆時期が大事

マンゴー栽培で講習会/JAおきなわ宮古専門部会


20人余のマンゴー農家が参加して行われた講習会=14日、JAおきなわ宮古地区本部研修センター

20人余のマンゴー農家が参加して行われた講習会=14日、JAおきなわ宮古地区本部研修センター

 JAおきなわ宮古地区マンゴー専門部会主催のマンゴー栽培講習会が14日、JAおきなわ宮古地区本部研修センターで開催され、ビニール被覆の時期などについて、園地の約8割に出蕾が確認されたらビニールの被覆を検討するとの指導があった。

 最初に宮古地区営農振興センター農産部の波名城なつき営農指導員が、12月の主な管理作業として「12月はこれまで育成してきた若枝が花芽分化期を迎える時期になる。宮古島は気温は下がっているが曇天が続いている。曇天が続くと花芽の発芽がうまくいかないことがある」と述べた。

 そしてビニール被覆時期について、芽が割れた状態をレベルB、芽が膨らんだ状態をレベルCとするならハウス全体の8割程度の枝がレベルB以上になってからビニールの被覆を行うこと。

 花芽の分化には、20度以下の低温と適度な乾燥が必要となるが、花芽分化後、花芽伸長期になると今度は25度以内の気温と適度な湿度が必要になるのでこの時期のビニール被覆のタイミングが大切と強調した。特に早すぎる被覆は厳禁という。

 病害虫防除の農薬指導もあり、カイガラムシ類(アザミウマ類)はデイァナWDG、ハダニ類はピラニカ水和剤、タンソ病にジマンダイセン水和剤、かいよう病にI・C・ボルドー66Dの使用などが説明された。

 この後、県農業改良普及所の渡久山みき主任技師がマンゴーの実の果皮が白く色抜けする「まだら症状」について報告し対策を説明した。

 参加したマンゴー農家20人余は、この後、県農業試験場のマンゴーハウスに移動、担当者から加温栽培について説明を受けた。宮古でも加温栽培をすると出荷時期が2週間早まったと報告があった。


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