11/22
2024
Fri
旧暦:10月21日 赤口 己 
社会・全般
2018年4月20日(金)9:00

リゾート施設は独自に配水/来間島の水道

集落への水圧影響回避/大型施設建設で住民懸念


来間島でのリゾート施設建設に伴う水道工事について説明する市の担当職員=19日、来間島離島振興総合センター

来間島でのリゾート施設建設に伴う水道工事について説明する市の担当職員=19日、来間島離島振興総合センター

 来間島でのリゾート施設建設に伴う水道工事についての説明会が19日、来間島離島振興総合センターで開かれた。市上下水道部の担当職員がリゾート施設へ給水することで来間集落の水圧や水量が低下しないための対策として、リゾート施設と集落への配水管を分けると共に、水圧低下を防ぐため貯水池(貯水タンク)の水位を一定に保つシステムを導入することなどを説明。住民は現在も水圧が低い状態にあることを訴え、改善を求めた。

 今回の説明会は、リゾート施設への給水が行われることで現在も低い水道の水圧がさらに低下することなどを懸念する声が地域住民から挙がったことを受け、開催された。

 説明会には地域住民ら15人が参加。担当職員は現在行われている水道工事について、既存の水道への影響を考慮して集落内に配管されている配水管にリゾート施設への配水管を接続するのではなく、貯水タンクからの配水管を集落用とリゾート施設用に分けて給水するための工事を行っていることなどを説明。

 さらにリゾート施設への給水量を1日240㌧に制限すると共に、給水タンクに1日2回、送水している現在のシステムから、水圧低下を避けるため水位が一定以下になると自動的に送水されるシステムに変更することも説明した。

 また来間の貯水タンクの容量は100㌧だが、タンクへ送水している前浜ポンプ場は1日504㌧を送る能力を持っていることを紹介。リゾート施設が1日240㌧を使用しても集落への給水に支障を来すことはないとの認識を示した。

 住民からは水圧が低い現状の改善を求める要望が出された。担当職員は「水圧は貯水タンク設置場所の高さ、落ちる高さの差で決まることから、既設のタンクを使う以上、現状を変えることはできない」と回答。それに対し一部住民からは「タンクの高さで水圧が変わると分かっているなら何か対策はできないのか」と回答に疑問を呈す声も挙がった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

2024年11月14日(木)9:00
9:00

牧山公園活用へ要望集約/市観光商工課

構想策定へ整備方針説明/地域住民との意見交換会   市観光商工課(砂川晃徳課長)は12日、伊良部牧山公園活用基本構想の策定に向けた伊良部地域住民との意見交換会を伊良部球場会議室で行った。事務局が展望台や周辺整備など市観光推進協議会の議論を基にまとめた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!