「特産三ツ矢 やんばるパイン」全国発売/JAおきなわが果汁提供
【那覇支社】アサヒ飲料(本社・東京、岸上克彦社長)は、県産のパイナップル果汁を使用した炭酸飲料「特産三ツ矢沖縄県産やんばるパイン」を、5日から全国発売すると発表した。同日、那覇市のJA会館で開いた会見で、同社マーケティング本部長の大越洋二執行役員が明らかにした。商品で使用するパイン果汁は、JAおきなわが提供した。
アサヒ飲料によると、「特産三ツ矢」は、日本各地で特産物となっている果実を厳選して使用するシリーズで、「やんばるパイン」は今年の第3弾商品となる。沖縄本島北部地域で生産されたパイナップルの果汁を使っている。
大越執行役員は「この商品が、沖縄県の地域社会の活性化や発展に、少しでも役に立てればうれしく思う」と述べた。
JAおきなわの大城勉理事長は「安心安全な農産物を原料とした商品であり、県産パインの認知度の向上につながるよう期待したい」と語った。
三ツ矢ブランドの清涼飲料水を販売するアサヒオリオン飲料(浦添市)の川合聡社長は「今後も安心安全でおいしい飲料水を通じて、元気や楽しさ、健康をテーマに、県民の食生活に貢献していきたい」と述べた。
炭酸飲料「特産三ツ矢 沖縄県産やんばるパイン」は、税抜きの希望小売価格が460㍉㍑のペットボトルで150円。発売期間は8月初旬ごろまでを想定しており、24本入りで22万ケースの販売を目指すとしている。