物損事故半数はレンタカー/宮古管内
昨年から一気に増加
近年の入域観光客の大幅増に伴い、レンタカーによる事故も増加している。宮古島警察署管内における2017年の物損事故件数は1556件で、そのうちレンタカーによる事故は740件(47・6%)となり、全体の約半数を占めており、特に6~9月の夏場は増える傾向にあるとしている。
同署によると、レンタカーの物損事故は、ホテルや大型ショッピングセンターなどの駐車場での接触事故や、車道と歩道の境界線に乗り上げるなど、安全不確認や地理不案内による単独事故がほとんど。
しかし、一歩間違えば大きな事故となる可能性もあることから注意を呼び掛けている。
同署管内における物損事故件数は、15年に1000件を超え、その後は16年に200件以上増加して1285件、17年はさらに増加し1556件となっている。
そのうち、レンタカーの占める構成率は13、14年が20%台なのに対して、15年は31・8%、16年は37・3%となり、17年は一気に増えて47・6%と約半数を占めるようになっている。
今年も5月末現在で発生件数は544件。そのうちレンタカーは237件で構成率は43・6%となっている。
同署交通課では「せっかく楽しみにしていた旅行が交通事故を起こしてしまうと、貴重な時間や楽しい思い出が台無しになる。車間距離や速度などの交通法規を守った安全運転を常に心掛けてほしい」と呼び掛けた。