新編準備隊長が着任/陸自宮古警備隊
「信頼される部隊つくる」
宮古島に新しく配備される陸上自衛隊の宮古警備隊(仮称)新編準備隊の田中広明隊長が29日来島し、関係機関に着任のあいさつを行ったほか、上野千代田で建設が進められている陸上自衛隊駐屯地の進ちょく状況を視察した。田中隊長は「平素から地道に地元の人たちとコミュニケーションを深め、信頼される部隊をつくっていきたい」と話した。
準備隊は陸上自衛隊第15旅団(那覇市)に属し、宮古警備隊の配備に向け、隊員の移動や武器などの輸送について準備を進める。
田中隊長によると、宮古警備隊は300~400人規模で来年配備され、その後2、3年掛けてミサイル部隊などが順次配備される計画という
宮古毎日新聞社を訪れた田中隊長は「駐屯地建設は予定通り進められており、来年3月までにはほぼ完成すると聞いている。地元の協力のおかげで順調に進んでいる」と話した。
「家族、地域とともに」を目標の一つに掲げているとし、その理由として「家族と地域の理解無くして、われわれの作戦はできない。家族、地域とともにある駐屯地がつくれるようしっかりと準備していく」と述べ、引き続き地元の協力と理解を求めた。
田中隊長は宮崎県出身の45歳。鹿児島大学卒。前任は陸上幕僚監部人事教育部教育グループ長。
同準備隊の諸富浩貴最先任上級曹長、自衛隊沖縄地方協力本部宮古島出張所の尾方弘亜喜氏が同席。本社の伊志嶺幹夫社長が対応した。