社会・全般
2018年10月24日(水)8:55
コウノトリ特別住民に/佐和田自治会が交付
「佐和田幸田」と命名
伊良部の佐和田自治会(川満光則会長)は豊年祭の一種、「ユークイ(世乞う、富乞う)の前夜祭の22日、聖地の佐和田ユークイで長期滞在中の国指定特別天然記念物、コウノトリを歓迎して「特別住民票」を交付した。祭りの本番の23日、参加者らに公表された。今後、守る会の結成やTシャツ作成・販売などの活動を展開していく方針。
佐和田地域で長期滞在中のコウノトリは22日で209日目を迎えた。特別住民票には、名前「佐和田幸田(識別番号J0067)」、和名「コウノトリ」、性別「おす(5歳)」、滞在場所「佐和田地域」、住民となった日「平成30年10月22日」などと記されている。
名前の「幸田(こうた)は、幸せを運ぶ鳥の「幸」と佐和田の「田」を取って命名した。特別住民票は佐和田児童館に飾られる。
川満会長は「コウノトリは縁起のよい鳥。佐和田部落が幸せいっぱいに包まれ、子宝に恵まれて人口が増えることを願っている」と期待を込めた。
伊良部小6年の渡久山海斗君は「これからもコウノトリを守っていく」と話した。