看護の魅力体感
高校生7人が参加
「看護週間」で宮古病院
「看護週間」の関連事業として、県立宮古病院(本永英治院長)で16日、地域の高校生を対象とした「ふれあい看護体験」が行われた。宮古地区の2高校から女子7人が参加し、看護師の仕事の魅力を体感した。
この取り組みは、実際にその仕事を体験することで看護に興味を持ち、看護の道に進むきっかけや目標を持つ機会とすることなどを目的に毎年実施されている。
参加した生徒たちに対して、本永院長は「きょうは看護師の仕事の魅力を体験していろいろなことを学んでほしい。そして将来は私たちの仲間として地域を守るための仕事に頑張ってくれることを期待している」と呼び掛けた。
知念望看護部長も「看護師は人に感謝され、喜んでもらえて、その喜びを共有できる素晴らしい仕事。ぜひ、将来の看護師を目指して頑張ってほしい」と述べた。
参加した高校生たちは、車いすの扱い方を実際に体験した後、グループに分かれて担当の看護師とともに病室を回りながら、入院患者と話をしたり、食事の介助のほか、歩行が困難な患者を車いすで散歩に連れて行くなどの手伝いに挑戦した。
産婦人科の新生児室で赤ちゃんを抱いた山里そらさん(宮高3年)は「将来は助産師を目指しているのできょうの経験は勉強になった。常に患者の立場になることなどが学べて良かった」と笑顔で話した。