初の国際定期便が就航/香港エクスプレス
「ようこそ宮古島へ」関係者が盛大に歓迎
下地島空港として初の国際線定期便となる香港線が19日に就航した。香港などからの観光客を乗せた香港エクスプレスのエアバスA320型機(提供座席180席)が、同空港に着陸すると、関係者から歓迎の拍手が起こり、飛行機から降り立った乗客を盛大に歓迎した。運航は毎週火、金、日曜日の週3往復6便。
香港エクスプレスは、香港を拠点とする格安航空会社(LCC)で、タイ、ベトナム、カンボジアなどアジアを中心に27の空港へ就航している。
日本国内には羽田、成田、名古屋(中部)、大阪(関西)、石垣など12空港へ乗り入れている。
下地島エアポートマネジメントの伴野賢太郎社長は「今回、香港就航の意義は大きい。密度で言うと東京を圧倒する都市であり、香港国際空港は利用客が世界のベスト20に入っている。欧米を含め世界中との接点ができたことになるので、この路線を大切に育てていきたい」と述べた。
この日の下地島空港では、満席の初便をウオーターアーチで歓迎し、下地敏彦市長や同エクスプレスのジョナサン・ハットコマーシャルディレクターら関係者が横断幕で出迎えた。
盛大な歓迎を受けた香港からの観光客は、笑顔で応えながら、地元の関係者と記念撮影を行い、南国リゾート宮古島の観光をスタートさせた。
また、到着棟の出口では、宮古島観光協会が盛大に歓迎行事を行い、三線演奏が響く中、「ようこそ宮古島へ」などと声を掛けながら記念品を配った。
今回の就航で、下地島空港に乗り入れた路線は成田、関西を含め3路線目となる。