倍増の年間700万円/スポーツ観光拠点命名権
市がJTAと5年契約
宮古島市スポーツ観光交流拠点施設の命名権(ネーミングライツ)で、市が日本トランスオーシャン航空(JTA)と年間700万円で5年契約を交わしていたことが分かった。市は同社と2017年に年間300万円で3年契約をしていた。同社は同施設に対しての命名権を持つことから、引き続き「JTAドーム宮古島」との名称になる見通し。
ネーミングライツ契約料700万円は、新年度一般会計予算の歳入に、市の財源として組み入れられている。市議会(山里雅彦議長)3月定例会で同予算が原案可決されれば、4月1日から5年間、同社名を付けた施設にすることが可能となる。
市によると、昨年新たにネーミングライツのスポンサー企業の公募を行った。同社を含め2社から応募があったが、1社は書類不備だったことから、結果的にはJTAのみの応募となった。
同制度は、市が所有する施設の有効活用と、施設維持管理に関する財源確保および観光振興に寄与することを目的に17年に初めて導入した。
企業の宣伝効果にもつながることから全国で増えており、県内では奥武山野球場が「沖縄セルラースタジアム那覇」、浦添市の多目的ホールが「アイム・ユニバースてだこホール」としてそれぞれ命名権を得ている。
4日に行われた開会中の市議会3月定例会の予算決算委員会で、我如古三雄氏の質問に楚南幸哉観光商工部長が明らかにした。