南成土木を県内初認定/沖縄労働局
安全衛生優良企業に
沖縄労働局はこのほど、労働者の安全や健康を確保するための対策に積極的に取り組み、高い安全衛生水準を維持・改善しているとして、南成土木(長濱洋子社長)を県内で初めて「安全衛生優良企業」に認定した。認定通知書伝達交付式が16日、平良地方合同庁舎で開かれ、宮古労働基準監督署の小池雅弘署長が長濱豪取締役(42)に手渡した。長濱取締役は、県内初の認定に喜びをかみしめていた。現在全国で31企業が認定を受けている。
企業の申請に基づき都道府県労働局長が「安全衛生優良企業」に認定する「安全衛生優良企業公表制度」を2015年6月1日から新たに設け実施している。
伊良部長浜にある南成土木は今年で創業17年を迎える。社員は11人。
安全衛生の取り組みとして▽現場の通路の見える化(視覚効果による現場の通路の見える化)▽熱中症対策による体調管理▽ドローンなどを活用した危険有害性の除去▽健康管理-などに注力している。こうした取り組みを申請し、高く評価されて認定を受けた。
認定期間は20年3月26日~23年3月25日までの3年間。優良企業に認定された場合のメリットとしては、厚生労働省のホームページで企業名が公表される。安全衛生優良企業認定マークを名刺や商品などに使用することができる。
交付式で、小池署長は「これからも、ますます労働安全衛生水準を向上していただきたくお願いする」と激励した。
長濱取締役は「今後も精進し、さらなる取り組みを実施していく」と決意を新たにした。